”意識高い系だった僕”のルーツを振り返る
意識高い系はこうして出来た👌
ということを書いていきます^^;
ルーツは子供時代まで遡る
〜涙の福笑い〜
小学2年生の冬、ある日地区の公民館で子供同士の集まりが開催されて、「福笑い」をやっていました。みんなが終わって俺の順番になり、いざ目隠しをしたんですが、、、
「(なんだか人気がないなあ、、)」
と感じ目隠しをずらすと
十数秒後にそこに僕以外誰もいなくなっていることに気づきました。
イケてる子が何か見つけて、何処かへ遊びに行ってしまったんですね。
今なら笑えますが当時目が涙でいっぱいになる程悲しくて、それ以来クラスで人気のあるやつがとても羨ましいと感じるようになっていきました。人気のあるやつは楽しそうだし、女子にもモテる。
僕は小さい頃から体は強くない方で、スポーツをやってもあまり活躍できる方ではなかったです。兄弟もいなくて家族もあまりしゃべる方ではないので、集団を盛り上げることもできず。
何かと卑屈になっていた思い出があります。
「モテ期きた!」
〜中学時代〜
中学に入って、女の子と付き合えることになりました。
中学生にとって、「彼女がいる」と言う事は絶大なパワーを持っていて、よく一緒にいた友達がいきなり土下座をしたのを覚えています笑
イケてるグループには属してなかったんですが、一目行かれていた感じがありましたね。
しかし高校時代、実家から少し離れた高校に行く事に。部活と学業どちらにも力を入れていたところに通っており、成績や進路によってクラスが分かれます。
そこでスポーツができないのに主にスポーツに力を入れている奴らが入るクラスに入ってしまった僕は、ヒエラルキーの外にいました。うちのクラスの実権を握っていたのは、バスケがとてもうまいやつで、少し倫理観に欠けるボスザル的存在でした。
あまり深刻なものではなかったのですが、そのボスグループを中心としていじめがクラスにはありました。また、そのボスグループの人たちに自主的に敬語を使う奴らもいて、本当に不思議だし意味がわかりませんでした。
その理由を考えて、ヒエラルキーの頂点にいることで倫理観さえも歪めることができてしまうのだと感じました。
正直僕はほぼほぼどのグループにも属していなかったので、あまり関わる事はなかったのですが、そのおかげで彼女もいないしあまり友達もいない、非っっっっ常に退屈な高校時代を過ごしました。
しかし無駄に正義感だけ強かった僕は、教員にいじめがあることを密告しました。
おそらくボスグループは僕のこともう気にも留めていなかったと思うので、僕がいじめの標的になる事はありませんでしたが、そこから卒業までまあまあ怯えながら過ごしていました。
その時こそグループに危険男にさらされている気がして、自分の中で抵抗したいと言う気持ちが強まり、「自分は彼らより優れているから怯える必要はない」と考えるようになりました。しかし彼より優れているものはあまりなく、自分の運動神経がないことや、会話能力がないことを考えると、クラスでイケてるグループに所属する事はDNAに依存しているのだと考えるようになりました。そしてそこから生きている人たちへの大きなコンプレックスを持つようになっていたと思います。
大学時代(そろそろ仕上げ)
無事看護学科に入学できた僕ですが、やはり看護師の学科なので20対1と言う男女比率の中で生活することになりました。
男性は5人しかいなかったのですが、そのうち3人が絵に描いたようなイケてるメンツ。
会った瞬間からガクガク震えていました。でも恨みにも似た「イケてる奴らには負けたくない」と言う感情もあったため、心の底から仲良くなりませんでした。しかもそんな感情を持つと、彼らとは違った方法、とりわけ変化球ファッションで彼らの上を行こうとし、ことごとく失敗するのです。その姿はとても滑稽で
「イケてないんだよ」
とそのうち嘲笑されながら言われるようになりました。もうトラウマです。死ぬほど悔しかった。でもどうすることもできない。
そのコンプレックスはどんどん大きくなり、彼らがやっていないことをやっていないことをとどんどん道をはずれて行きました。異業種交流会に行ってみたり、社会人の知り合いを作ってみたり、意味もなくワークショップに参加してみたり。
全ては
「俺はイケてる」
と思いたい気持ちからだったんだろうなぁ。
と思います。
そして気づけば「意識高い系」が出来上がっていました。。。。
そして学業は疎かになり、留年をしてしまいます。
そこで現実と向き合わなければならなりました。
心から思う。留年しておいてよかった。(良くないが)
まとめ
意識高い系のルーツを振り返ります。
人気がない⇨人気者になりたい⇨無理
人気者にはなれない⇨自分は必要ない人間なのか?⇨そうじゃない
👇
「自分はイケてる奴らよりすごい」
⬇︎
「人にできないことができる」
⬇︎
意識が高くなる
という流れだったかと思います。
巨大なコンプレックスに立ち向かわず、現実逃避の為に自分の意識だけ巨大化させ、心のバランスを保とうとする防衛反応。
それが意識高い系の正体だと思います。
それを社会人以降まで引きずるとどうなるか。
おそらくネズミ講や宗教の勧誘をされている方、怪しいビジネスをされている方は上記の反応が社会的に自立してから出てしまったのだと思います。
そうならないために
1、他人と自分を比べない
2、大きな存在になる為に近道はないことを知る
3、コンプレックスを感じても自分が任されている事に目を向ける
ことが重要だと感じました。
今日のログは終わりです!